当酒蔵について
明治後期創業の田舎の小さな酒蔵です。
農家の跡取りだった初代が、「地元の人々が飲む酒を、地元のモノで、地元の人々に喜んでもらえる酒造りをする」という思いが当蔵の始まりでした。
戦後、酒造原料米が限られており、日本酒需要に十分応えることができない時期がありました。3代目社長は地元のアルコール飲料需要に応えるため、焼酎製造免許を取得し、地元で栽培されたサツマイモを使い芋焼酎造りが始まりました。
時は流れ2006年・・・
多くの地元消費者から「地元産原料を使った焼酎ができないか?」という声を受け、遊休農地でサツマイモ(紅あずま)を栽培し、約半世紀ぶりに芋焼酎製造が再スタートとなりました。
現在は芋焼酎をはじめ、全国トップクラスの生産量を誇る、栃木県産「二条大麦」を使用し、麦焼酎も製造しております。
原材料を地元栽培のものに拘り、“栃木県”ならではの焼酎造りを目指して参りました。
地元農家の方々、自治体、関連企業等多くの皆様方にご協力いただき、数種類の焼酎を製造する蔵へと成長して参りました。
日本酒製造においても、栃木県産米を使用し、地のものにこだわった造りを行っています。特に、栃木県産ブランド米「なすひかり」を、自社水田で社長自ら作り使用しております。
ほかにも、焼酎造りに使用する栗、蕎麦、山椒など栃木県産を使用しております。
澄んだ空気、青い空、那須連山からの清水にも恵まれ、日本酒、焼酎を丁寧に造り上げております。
私たちは、「地元のものを使った、地元の皆様に愛されるお酒造り」を続け、日本中のお客様に「栃木色」のお酒を楽しく飲んで頂けるよう日々精進して参ります。